mihoboshi processor

あんなことこんなこと

君との戦い

今の高度からでは見えるものが何もなくなったので、傷つきまくったハートをむき出しにして、ドアの前に立ってみた。
ノックしてみたらあっさりそのドアは開いた。
ドアの向こうは想像を超えた素晴らしい世界で、でも、私がいないその世界は、私が必要としていない幸せそうな感じを併せ持っていて。
骨の髄まで浸みた。
無理して高度なんてあげるもんじゃない。
そんな夜は遠くに見える街頭のゼリーを誰にも分けずに食べてやる。
そしてその味は誰にも教えてあげないんだ。