ある夫婦のいい話を聞きました。
その夫婦がまだ結婚していなく付き合っていた頃、彼女が彼の誕生日を初めてお祝いすることになって、
誕生日プレゼントにお財布をあげたんですって。
お財布をプレゼントすることにすごく悩んだそうです。
それまで彼氏が黒いお財布をずっと使っているのを見ていて、きっと前の彼女のプレゼントなんだろうなぁって思っていて、
もし自分があげたものを使ってくれなかったらどうしようって考えていたらしい。
その誕生日の数日後、気にしない風に、「前のお財布ってプレゼントされたもの？」って聞いたら、
「自分で買った物だよ」って彼氏。
その彼氏、優しいからなぁ、絶対元カノからプレゼントされた物でも、そうは言わなそうな人なんですよねぇ。
と、そんなこんな、彼氏の過大なる愛に包まれながらめでたく夫婦になったふたりですが･･･、
もう、昔のことなんて笑い飛ばせるようになった彼女が、「本当は、黒いお財布はプレゼントされたものでしょ？」って何年も前と同じ質問をしたんですって。
そしたら、「あれは、社会人になる時に自分で買ったんだよ」と旦那さん。
「もう、気遣ってくれなくっていいよ。ホントは？」と彼女。
「ホントだよ」と、旦那さん。
彼女が心配していた、元カノが彼氏にプレゼントした品は･･･、
なんと、座椅子だったそうです。
と、なんか、この話、妙に好きなんです。
