患者さんに、注射の打ち方などを日々説明はしているのだが、私は、嫌いの物リストに注射がNo,1に輝く。今日は、会社の健康診断だった。毎年、毎年、採血が本当に怖い。そして怖がっている私を見て、採血会場にいる人々は笑っている。去年は、指をさされてまで笑われた。注射針が刺さっている真逆を体は向いているのに、さらに、目を（＞＜）と、閉じているからだ。年配の方などは、注射針の挿入まで凝視している。さすが、人生の先輩はすばらしい。今年は、なんとか、真逆を向いて目を開けていることはできた。・・・・・・が、無意識に、「う〜う〜う〜」と声が出ていたみたいだ。隣の席で採血している、おばちゃんに「もうちょっとだよ」と励まされながら、長い瞬間が終了。「あと３６４日は絶対私に、注射針は厳禁だから！」と目で、看護士に訴え、その場を退散した。今日は左腕を一番かばって、かわいがって眠りにつく。
